【損出し】私のケースだと約2万円の節税になる
株の売却利益が出ている場合、現状の含み損の株を売却することで、節税することができます。
例えば、
私の場合は、今年は約100万円の利益がでたので、このままの状態で年を越すと次のように税金がかかります。
【損だしをしない場合】
2020年の税金=
今年の含み益約100万円×税率20.315%=約20万3千円
【損だしをした場合】
私が抱えているユナイテッド株の含み損約10万円を12/28に売却することにより、今年の含み益は90万円に下がるため、損出し後の税金は
2020年の税金=
今年の含み益約90万円×税率20.315%=約18万3千円
となり、損だし前と比較して2万円の節税になります。
株式の売却手数料を考慮しても損だしで節税した方がお得です。
損だしの注意点
◎売却した株を買い戻す場合は次の日以降にすること
売却したその日のうちに買い戻した場合、株式取得単価が平均化されます。その場合、損失額が実際の約半分に計算されるため、節税効果が半減してしまします。
例えば、
1000円の株を500円で売却する場合、
売却したその日のうちに買い戻すと、平均取得単価=750円として計算されます。
株価500円分の損だしをする意図でしたが、実際には250円分として計算されてしまいます。
売却した株を次の日以降に買い戻せば、意図していた通り株価500円分の損だしをすることができます。
◎売却日の取引終了後から株価が急騰した場合に追いつけない
売却日に買い戻せないので、売却日の取引終了後に株価急騰した場合に置いて行かれるリスクがあるということは、注意が必要です。
このリスクが気になる場合は、信用買いを合わせた「クロス取引」で解消できます。
損だしの最終日は2020年12月28日
2020年12月28日が損だしの最終日になります。
年間の損益金額や「源泉徴収額」を確認する方法
私が使用しているSBI証券の場合、
ホームページからログイン後、
⇒「口座管理」
⇒「取引履歴」
⇒「譲渡益税明細」
約定日を2020年1月1日から現在に設定することにより確認できます。
年末は損だしで節税!
今年、株式の売却利益を得ている人は、年末に損だしで節税してみましょう。